アフターケア
1.葬儀後のマナーとお返し
葬儀後の挨拶とお返しは、喪家の真心を表現したいものです。
葬儀が一段落したら、事後処理を兼ねて目上の方や葬儀でお世話になった方、僧侶などへのお礼の挨拶に出かけます。
また、遠方の方には、礼状を出したいものです。
香典のお返しは、忌明け(満中陰)の挨拶を添えておこなうのが普通です。
挨拶はなるべく早く出かけましよう。
- 葬儀でお世話になった近所の方、町内会役員、世話役、会社の方などには、喪主自身がお礼の挨拶に出かけましょう。
- 葬儀の翌日か翌々日、遅くとも初七日までには、挨拶回りを済ませておきます。
- 訪問できない方には、電話にてお礼を述べても良いでしょう。
挨拶回りに長居は無用です。
- 葬儀後は、先方も気疲れされている場合が多いようです。
- 挨拶がすんだら、なるべく早めに引き上げましょう。
礼状を送るのもマナーのひとつです。
- 不在がちの方や遠方の方には、挨拶状を送り、お礼の心を伝えます。
- 遠方からの参列者、弔電や供物をいただいた方には、別途お礼状を出しておくと良いでしょう。
- 就学中の子供が葬儀で欠席した場合には、その旨を記した届けを登校時に持参させるとよいでしょう。
12月初めには、年賀欠礼の挨拶状を出します。
- 喪中に新年を迎える場合は、慶事を謹む意味から年賀状は出しません。
- 年賀状の代わりに、年賀欠礼の挨拶ハガキ(喪中ハガキ)を発送します。
- 年賀欠礼の挨拶は、先方へ12月初旬に到着するように発送します。
- 喪中に年賀状をいただいた場合は、松の内を過ぎてから寒中見舞いとして返書を出します。
- 喪家の家族は、新年の挨拶も控えます。
忌明け(満中陰)に、神棚封じを外します。
- 白紙で閉じてあった神棚は、忌明けに外します。
- 忌明け後は、普通にお参りをします。
香典は、葬儀後にも届くことがあります。
- 葬儀後も、しばらくは弔問客があります。
- 遠隔地の方などから、香典が現金書留で送られて来ることもあります。
香典は、葬儀後にも届くことがあります。
- 葬儀後も、しばらくは弔問客があります。
- 遠隔地の方などから、香典が現金書留で送られて来ることもあります。
お返しは、地域の習慣に従います。
- 香典に合わせて、適当な金額の品物を送るのが普通です。
- お返しをする場合は、葬儀のお礼を兼ねた忌明けの挨拶状を添えます。
お返しは忌明け(満中陰)前後におこないます。
- 香典の金額や故人との関係によっては、特別の配慮をする場合もあります。
- 香典返しの目安は、いただいた香典の1/2~1/3程度が標準ですが、あくまで喪家から先様へ伝える気持ちの表れとして決定します。
お返しの品は先方の方に喜んでいただけるものを。
- 先様に本当に喜ばれ、実際に使われるものを贈ってこそ、真心が伝わるものです。
- 贈っても無駄にならないよう、先様の好みやライフスタイルを考え、最適なものを選びましょう。