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3.忌明け法要
明け法要(五七日忌の三十五日、または七七日忌の四十九日満中陰ともいう)は、葬儀後におこなう最初の大きな法要です。さまざまな準備が必要ですので、ご案内いたします。
忌明け法要までは、慶事は差し控えます。
- 仏教では、この日までを中陰と呼び重要な期間とされています。
- 忌明けまでは、遺族の方は結婚式などの慶事への出席は差し控えた方がよいでしょう。
- 忌明け法要には僧侶を招き、親族と故人の関係者で一緒におつとめをします。
日取りは、早目に関係者へ連絡します。
- 忌明け法要は、亡くなった日を入れて三十五日目、もしくは四十九日目に営む習わしですが、直前の休日におこなう場合が多くなっています。
- 僧侶の予定を尋ね、日時、場所を決定します。
- 親戚関係と、故人の友人関係など特にお世話になった方々を招きます。
- 日時が決定したら、なるべく早めに関係者へ連絡します。
- 連絡は、電話またはハガキにておこないます。
白木の位牌を本位牌に替えます。
- 忌明け法要までに、塗りや唐木の本位牌を用意しておきます。
納骨とお参りをおこなう場合もあります。
- この日に納骨をおこなう場合は、供養の用意をしておきます。
- 法要に引き続いて参列者でお墓参りに行く場合は、墓石の清掃や花、線香などの準備をおこなっておきます。
法要の後、会食をおこないます。
- 列席者の方々を、料理や酒などでもてなすのが通例となっています。
- 僧侶へのお布施を用意しておきます。表書きは「御布施」とします。
- 僧侶が会食に参加されない場合の「御膳料」、交通費としての「お車代」を別途包むこともあります。
お帰りの際に引物をお渡しします。
- 会食には引物を付けるのが一般的です。
- 出席者にお供え物を分け、お持ち帰りいただく場合もあります。
- お待ち帰りに便利なように、手提げ袋や風呂敷を人数分用意しておきましょう。